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【金融知識】TOPIXと日経平均の違い

 

 

 

個々の株式の変動は株価や収益率(変化率)として視覚的にも数値的にも容易に把握することができます。では、市場全体の株価の動きを観察したい場合はどうすればいいのかというと、市場全体の株価の平均的な動きを観察する必要があります。

 

このための作られたのが、株価指数というもので代表的なものにはニュースでもよく出てくる日経平均株価・TOPIX(東証株価指数)があります。

 

 

・日経平均

日経平均株価とは、東証一部に上場している2000銘柄の株式のうち日本経済新聞社が225銘柄を選び、その株価を単純平均したものです。詳しくは指数情報 - 日経平均プロフィルに記載されています。

 

計算上は単純に株価を平均しただけですが、計算する前にみなし額の前提が行われる。

 

構成銘柄の採用株価=株価×(50円/みなし額面)

 

株式の額面制度は2001年の商法改正で廃止されましたが、株価は額面時代を引き継いでいるので、旧来の額面制度を引き継いだ「みなし額面」を各構成銘柄に設定し、各構成銘柄の株価を、旧50円額面ペースに換算された株価を使っていましたが、額面が廃止されたことによってそのままでは日経平均が計算できなくなってしまいました。

 

そのために日経平均算出のために便宜的に決められた額面が「みなし額面」です。そして、日経平均は構成銘柄の株価について「みなし額面50円換算」した株価を、合計したうえで「除数」で割って算出します。平均を求めるための除数(わる数)は本来225ですが、株式分割などの資本移動などに対応して除数の値を修正しています。この除数の修正方式はダウ式と呼ばれます。

 

日経平均=構成銘柄の採用数/除数

※みなし額面と除数は指数情報 - 日経平均プロフィルに記載されています。

 

・TOPIX

日経平均と同じく有名なのがTOPIXです。金融機関などは基本的に日経平均とTOPIXの2つを見て景気を判断します。TOPIXは東証が一部上場銘柄を対象として算出・公表している株価指数です。私たち個人投資家にとってイマイチ馴染みがないのは、TOPIXの株価の平均的な動きではなく、増資などの資本移動や新規上場などの影響を修正した時価総額の推移が観察しており直感的にとらえにくいためです。

 

例えば、新規上場があった場合はその上場で増えた時価総額分をTOPIXの変動には含まず、指数には上場後の変動のみを考慮するといった感じです。

 

TOPIXの算出式=(算出時の指数用時価総額/基準時価総額)× 基準値(100)

 

ここでの基準とは、1968年1月4日が基準日とされ、基準値は100です。TOPIXの時価総額は従来、上場株式数を基に時価総額を算出し、計算されていましたが、インデックス運用等が増加傾向にある中、市場に流通する可能性が低い株式を含めて株価指数を算出すると、構成銘柄の需給に歪みが生じかねないため、上場株式数ではなく、浮動株式数(浮動株比率)を基に算出する方法(浮動株指数)への見直しが行われています。


 具体的には、3段階に分けて、浮動株数に基づく計算方式に移行されています。2005年10月末に第一回目の反映(浮動株比率が0.7の銘柄であれば0.9として反映)、2006年2月末に第二回目の反映(0.8として反映)、同年6月末に第三回目の反映(0.7として反映)がされ、浮動株指数への移行が終了しました。

 

なお、有償増資や新規上場など市況変動以外の要因、すなわち、指数用株式数等の増減により分子の時価総額が変わるときには、指数の連続性を維持するために、分母の基準時の時価総額が修正されます。具体的には、次の式のように、新しい基準時の時価総額が求められ、指数の連続性の維持が図られています。

 

新基準時価総額=旧基準時価総額×(前営業日の時価総額±修正額/前営業日の時価総額)

 

特徴として、TOPIXは東証一部の全銘柄を対象とした株価指数であるのに対して、日経平均は「構成銘柄抽出型」である点です。TOPIXは一部の全銘柄を対象としていますが、投資家の注目度の低い銘柄の動きも含まれています。その一方で、日経平均は「投資家の注目度の高い銘柄の動きを観察するもの」で、それ以外の銘柄の動きが反映されません。なのでこの2つは併用してみていくことが大切となります。

 

一般的に個人投資家は分かりやすい日経平均を好み、機関投資家はTOPIXを好むと言われています。