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【株価分析】 決算書における利益の種類

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決算書の見る上でまず覚えておくべきは損益計算書の見方=利益の種類についてです。上場した企業は会計原則に則って1年に1度、その年の売上高や利益といった営業成績を決算発表として公表しなければなりません。

 

決算において企業は、今年1年の営業成績を損益計算書(plofit&lost,通称P/L)として、私たち株主や債権者といったステークホルダー(利害関係者)に対して開示しなければならない義務があります。

 

ですが、大抵どの企業も 1年に1回では無く、3か月ごとの営業成績を、四半期決算短信という形で報告するのが一般的です。トヨタやSonyや任天堂といった関心の高い銘柄はその度に決算内容とその先行きについての予測が、株価に織り込まれていきます。

 

一方で、2部やジャスダック・マサーズあたりの出来高(1日の株式の取引数)が少ない、低位(株価が低い)の人気のない株では決算がいいにも関わらず、株価に織り込まれていないことなどもあります。

 

そういった銘柄を、アナリストや有名トレーダーなどに紹介されて一般投資家に注目される前に見つけていくことがバリュー投資の醍醐味とも言えます。

 

※四半期とは1年を3か月ごとで4つに区切った名称で、決算月の翌月から3か月をひとくくりにした名称です。 (例 3月決算なら4~6月が第一四半期、7~9月が第二四半期、10~12月が第三四半期、1~3月が第四四半期となります。5月決算なら6~8月が第一四半期といった按配です。)

 

そしてここからが大切なのですが、単純に当期純利益がいいからといって、そこの株を買えば儲かるというわけではありません。

 

その理由としてはその利益がすでに株価に織り込まれていたというのがまあ大きな要因なのですが、その当期純利益がどのようにして生み出されたのかというのも重要なファクターにもなります。そういうわけで今回は利益の種類について解説したいと思います。

 

 

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 参照:https://www.tabisland.ne.jp/smb-keiri/kessan/kessan_03.htm

 

 損益計算書に計上される利益は、売上総利益・営業利益・経常利益・(税引き前)当期純利益の4種類に区分されます。

 

 

 ・売上総利益

まず売上高総利益は、「売上高 ー 売上原価」で表わされます。売上高をこれで割った売上高総利益率が高ければ高いほどその企業の利益効率がいいということになりますが、企業には様々な形態があり一概にこれだけでは判断できません。

 

まあ簿記ではよく計算させられますが、投資目的で決算書を見る上ではそんなに大したファクターではありません。

 

 

 ・営業利益

次に営業利益ですが、これは売上高総利益から販売費及び一般管理費を差し引くことで算出されます。ちなみに販売費とは主にCMや看板を出すための費用である広告宣伝費などがあり、また一般管理費は水道光熱費や通信費、家賃・テナント料や減価償却費など営業活動をしていく上でほぼ必ず発生する費用のことを指します。

 

 

 ・経常利益

そして経常利益は営業利益から支払い利息や賃貸収入といった営業外収益を加減したもので、経常という名前の通り、一般的に企業が通常の営業活動で毎期ごと経常的に生み出すであろう利益のことを表します。

 

経常利益はその性質から、その企業の財務力を含めたトータルの実力を表しているともいえ、決算書を見る上で重要な数値となります。

 

経常利益が増えるということは企業の基本的な収益力が向上した=成長しているということなるので、株関係の経常利益が前期比で〇〇%増加とかいったようなニュースで株価が反応するわけです。

 

 

 ・当期純利益

最後に当期純利益は経常利益から固定資産売却損(益)などの営業外収益を加減して算出されます。(税引き前と税引き後の違いは法人税40%を差し引いているかという点です)この当期純利益の値は企業が最終的に生み出した利益であり株式投資で決算書を見る上では経常利益と同じくらい大切な数値です。

 

決算書を見る上で、なにも知識がないと当期純利益だけでその企業を判断してしまいがちですが、それは大きな誤りであり、各利益から企業の性質を把握しなければなりません。

 

もし経常利益が赤字で当期純利益が黒字だった場合は、土地や売買目的有価証券などを売却したことで得た特別利益が利益の大半であり、特別利益は名前の通りその年だけの特別な利益なので、その数字は企業の成長を見る上でほとんど意味のない数字であり、経常利益が赤字なら、基本的にはその企業の根本的な収益力はダメダメ→成長性、なし!wということなので買わないほうがいいということになります。

 

 

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